そこのコーヒー好きのあなた!
日本で最大のコーヒーイベントに行った事ありますか!?
その名も
「SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション(通称SCAJ)」
業界人でなくとも、ファンでも、参加できるコーヒーの祭典です!
昨年2022年に引き続き、一般のファンとして
行ってきた”くるみさん”のレポートをお届けしますね。
【レポート】国内最大コーヒー展示会SCAJ 2023
【最新版】SCAJ2024レポートはこちら:【SCAJ2024】アジア最大コーヒー展示会行ってきた |
国内最大のコーヒー展示会「SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2023(通称SCAJ2023)」
9月27〜30日に東京ビックサイトで開催中。
(行こうと思ってる人は、事前登録が必要なので忘れずに!)
今年もまた、胸は熱く、お腹はコーヒーでタプタプになるイベントでした。
カフェ経営に興味のある、私くるみがレポートします。
SCAJ2023とは?
主催者SCAJのウェブページから概要を抜粋すると、
今年の展示会「SCAJ2023」は”Celebrating 20 years of SCAJ with you!”をテーマに、生産国を含めた出展と各種セミナー、競技会など、直接の交流の場を提供し、最先端の情報をお届けいたします。 (https://scajconference.jp)
つまり…来場者にとっては、
次のような楽しい体験ができるのです!
- 世界のコーヒー農家さんが作った自慢のコーヒーを試飲する事ができる!
(生産者さんやバイヤーさんの直接プレゼンが聞けてより美味しい!) - 最新の焙煎機や抽出マシン、おうちでの器具を触れる!
(試せるって助かるし、欲しくなる) - さらに、有名ロースターやバリスタを生で見れる!
(見た事ある人、聞いた事あるお店が、目の前にいて感激しちゃう)
さらに詳しい概要はSCAJ 2023ウェブサイトをご覧ください!→SCAJ2023サイト
これは、参加するっきゃないですよね!
会場の様子
↓会場の様子はこちら
世界のコーヒーを、なんと自由に試飲する事ができます。
(コーヒーの味って、銘柄ごとにこんなにも違うのかと驚きます!)
↑こんなかんじで、飲み放題だったり、目の前で淹れてくれたりします。
機器メーカーは最新の製品をプレゼン!
(コーヒー機器って、メカメカしい感じがかっこいいんですわ。。)
ホテル・レストラン・喫茶店関係者、起業を考え中の方々が、
目を光らせていました。
↑小さな店舗や、移動式店舗でも良さそうな小型の機器もたくさんありました。
(各社ブースも凝っていてテーマパークみたい。)
ブース展示は、それぞれの企業の
アイデンティティや、提案したいコーヒースタイルなんかを
感じ取る事ができ、もともとのイメージを更新する機会にもなります。
それと、見たことあるコーヒー界の有名人がふらっと
いたりするので、びっくりします。
私が来たのは昨年に続き2回目。
印象は昨年とほぼ一緒だけど、人は多いし盛り上がってるように感じました!
↓昨年ブース展示を巡った感想はこちら。↓ 日本最大のコーヒーイベントSCAJ2022へ行ってみた【レポート】 今回の感想も、(コピペしたくなるほど)去年と共通してますのでご覧ください。 |
そして今回は、生産者セミナーにも参加してきました。
一般人だけど、「ちょっと業界を覗いてやろう!」ってノリでです。
一般ファンが、コーヒー業界を見る!
聴いて何がおもしろい?
生産者セミナー聴講の面白い所は、
- 生産側の声と共に、コーヒー作りへの情熱を感じ取れる
- 業界を牽引する立場の方々の視点を知れる
- いろんな立場の方が聴講し質問を投げるので、その対立なんかが理解の助けになる
などなど、ちょっとディープな体験ができる所がイイんです。
そして、聴講メモまとめはこちら↓
この“黄色の吹き出し”部分の情報を、いろいろ聞けたので良い収穫になりました。
スペシャルティコーヒーのキーワードは「つながり」
コーヒーに携わっている人達は、何を考えているのか?
生産者たちが、共通して口にしていた事、
それは、「つながり」です。
スペシャルティコーヒーにとって最重要な言葉だと理解しました。
知ってました?
「あなたの選択は、生産者の行動に、つながっている」
んですって。
労働問題に環境問題、
日本で暮らす私たちにとっては、よく聞く話。
しかし、
「それは知ってるけど、自分にはできることが無い」
と、考えてる人が多いのでは?
「消費者1人1人がどうコーヒーを飲むのかが生産者の行動に影響を与える」
生産者組合(生産者と消費地つなぐ立場の団体)の方は、そう言っていました。
彼らは、
地域ごとに市場調査をして、
その地域の人の好みにあったコーヒーをデザインし、
時には新しい価値の提案を図ります。
コーヒー農家さん達は、
そのような団体の調査や、コンペティションを通じて
日本人が何を求めているかを知り、コーヒー栽培を行います。
(近年では「品質の向上」が大切とされているのだそう。)
その課題を達成していく事で、農家は経済的に自立して環境変化にも対応できます。
それは、どういう理屈なのか?
下請け的に作るだけという姿勢から、経営者の視点を獲得する事になります。
優良な生産者としての自覚が芽生え、さまざまな販路を持ち、
適切な対価を得て、収入が安定するようになり・・・
そして、さらなる開発への投資や、環境への対策もできるというワケです。
つまり、
日本人が高品質や人や環境に優しいコーヒーを好めば、
世界はその方向へ進む。
消費者の行動が、大きな世界に影響を与えていると知ってほしい
・・・との事でした。
日本人にとって、絶対的な善を前提とする「エシカル」のような思想はどうしてもなじみにくくも感じます。
しかし、自分の行動は、間違いなく世界につながっています。
世界の目は、私たちの行動を見ています。
スペシャルティコーヒーは、世界と自分とのつながりに関心を向けるきっかけになりうるものだと思います。
今後の動向がさらに楽しみです。
まとめ
今回は、
- SCAJ2023へ一般客として来場した感想
- セミナーで知ったコーヒー業界のつながり
についてお送りしました。
国内最大のコーヒーイベント、ぜひ行ってみて!
こちらの記事もおすすめ ↓前回のSCAJ2022レポート ↓焙煎女子くるみ、カフェドシェフの焙煎を観察 ↓当店の豆はLINEでも購入できます!お試しください
|
この記事を書いた人 在宅従業員ともりん カフェドシェフアルバイト 編集・デザイン・イラスト担当 ものづくりだいすき!趣味は、自家焙煎コーヒー店&美術館めぐり。豊田市生まれ。 |
監修 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ 保有資格等 コーヒーインストラクター2級/調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補
|
参考:SCAJ2023