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トップ > コラム一覧 > 【前編】豊田市初フリースクール設立!信田雄一郎さん「好きな事をとがらせる教育」

あなたは、あなたが学校で受けた教育が、

本当に「あなたにあってた」と納得していますか?

「いいえ」という方、

「私の頃にも“こんな学校があったら”」と思ってしまうかも。

みなさんこんにちわ。

カフェママが気になる人とおしゃべりする企画「憲子の部屋」をおおくりします。

今回は、豊田市で初めてフリースクールを設立した熱い男!

彼の作る「学びの場」、理想とする「教育」とは?

ぜひご覧下さい!

ゲスト 信田雄一郎さん

 

本日のゲストは、

11年勤めた中学校教員を退職。

現在、豊田市で初のフリースクール「Tao Haus」の開校の準備されています、

信田雄一郎さん!

 

豊田市のローカルテレビ「ひまわりネットワーク」の番組にも出演されました。

他にも、SNSなどで豊田市の人や場所についての発信もされているんですよ!

 

私が信田さんに初めてお会いしたのは、

昨年末の、小春日和の日。

彼は、ご友人とお二人でご来店頂き、当店のラテアートをご注文頂きました。

どこか少年のようなキラキラとした目で、ラテアートの様子をご覧になっていたのが印象的でした。

その時、彼のフリースクール「Tao Haus」の計画を聞き、

なんてキラキラ、ガツガツした若者なんだろうと思いました!

 

信田さんのつくる「学びの場」とは?

彼の「理想とする教育」とは?

わたし、もっと彼の事を知りた~い!

 

それでは、登場していただきましょう!

信田雄一郎さんです。どうぞ~!

\\ララララーラーラーラー(BGM)//

 

さて、さっそくなのだけれど、

例の、フリースクール「Tao Haus」について聞きたいわ!

 

豊田初フリースクール「Tao Haus」とは?

 

Tao Hausって、どんなところ?

さて、まずは信田さんがどんなフリースクールを始めようとしているのか、うかがいましょうか。
信田さんが情報を発信しておられるnoteにはこんな事が書いてあるわね!

<Tao Hausとは>
愛知県豊田市の中心街にある新しい学び場です(豊田市駅から徒歩2分)。

いわゆる既存の学校教育のように与えられたカリキュラムをこなすのではなく、子どもの興味から学びをスタートすることを大切にします。

既存の学校に行かない選択をした子どもたちの新しい学びの場となれたらと思い、立ち上げました。

引用元:Tao Hausについて(信田さんのnote)

教室はこんなかんじ。学校と違ってアットホームよね!↓

開校は2022年秋だそうよ!お問い合わせもけっこうあるみたい。楽しみね~!

 

カフェママ:

Tao Hausにくる子は「こんな子」とかイメージはあるの?

 

信田さん:

 

 

すでに今までにいた教え子の例で言うと…

 

学校に行ってるせいで本当にやりたいことがあるのにできない。

プログラミングとかCGとかが好きなんだけど、授業も部活もあるから、

家帰るの6時半とかになっちゃうし朝も家6時半に出なきゃいけない。

しかも宿題もある。だからまる1日パソコンが触れない。

けど、ほんとは学校なんか行かないで、パソコンしてたい。

 

…っていうような子が、

「もう学校は行かないです」って決めたら、その好きな事を“とがらせていく”ような支援をします。

 

 

カフェママ:

普通の学校の勉強のしかたとはだいぶ違いそうね!

信田さん:

不登校になったってことは、

オールラウンダーをもう手放したってことだから、

そこでオールラウンダーを目指させてもつらくなるだけなので。

 

カフェママ:

Tao Hausでは、どのように子供と接していかれるのかしら?

信田さん:

一人の人間として関わりたいですね。

「教師と生徒」っていう「教える側、教えられる側」じゃなくて、

”対等”に関わりながら。

 

 

学校だと教えることが先に決まってて、

生徒がどんなに興味があろうがなかろうが

「今日は算数の30ページからやるから」とか

決まってるじゃないですか。

でも、子供たちって、各々興味が違うから

「子どもの興味からスタートしたい」ってのはありますね。

 

 

カフェママ:

自分でフリースクールを作るって、ゼロからのスタートじゃないですか。“こんな学校を作るんだ”ってのが、教員を辞めた時からあったんですか?

信田さん:

 

まぁ、ありましたね。根拠のない自信。

あとは、全国で20万人も小中学生の不登校がいて

この5年間で小学生は倍に増えてる。

 

 

豊田市でも700人くらい不登校の子がいてフリースクールは1校もない。

みんな引きこもってる。誰かがやんないと!

 

・・・ってので、青写真があったっていうより、必要なもんだろみたいな。
だから、自分が作り出さなきゃって、ある意味使命感みたいなところですね。

カフェママ:

困難に立ち向かう姿、感動します!

 

なぜ既存の学校でなく、新しい学びの場なのか

 

 

カフェママ:

信田さんは「教育のアップデートが必要」だとnoteで言ってました。

教員を11年勤めたけど、信田さんの思う教育は、やっぱり公共の学校ではなく、

自分で独立してやらないと無理だったんでしょうか?

信田さん:

ほぼ不可能でしょうね、学校の中では。

 

財務省に関わりのある人が、

教育大事だ、教育に予算つけろって言ってたらしいんですけど、

もう財務省が教育に予算をつけないっていう決断をしてるらしいので、

変わりようがないんですよ。

 

だし、基本的に“教育の形”って、僕らが子供だった頃とあんまり変わってない。

 

カフェママ:

世の中はこんなに進んで変わっていくのにもかかわらず?

教育のシステムや現場は変わってない?

信田さん:

そう、変わんないですね。できない。それはもう僕だけじゃなくて、

いろんな若い先生がチャレンジしようとしては「前例がない」と言われてダメだと。

でもチャレンジって基本的には、全部、前例がないと思うんですよ。

 

「新作のパフェ出す」とか言って「前例がない」とか言ってたら、

永遠にそれは出ないっていう・・・

もうそれなんですよね。それ言われちゃうと諦めちゃいますよね。心がくじける。

 

だから、まぁでもそういう場所なんだって、11年かけて納得して、

自分でやればいいじゃんって。

 

日本の教育やばすぎる

 

尖ったニュージーランド人、なにもできない日本人

 

 

カフェママ:

Tao Haus開校の前に、急遽ニュージーランドの教育現場を視察に行かれましたよね?

ニュージーランドでも、教育観が変わったってかんじですか?

 

信田さん:

はい、もう1か月前の自分と別人ですね。

むしろ、自分の価値観がアップデートされすぎて、

日本戻ってTao Hausやるのやめて、違う事業やろうかな~とかってなったらどうしようってくらいバージョンアップしました。

 

ある程度自信のあったことが、もう確信せざるを得なかった。

それゆえに、日本の教育やばすぎるだろってのも確信になりました。

 

カフェママ:

学校ってのは、この時期までにここまで教えなきゃいけないっていうのがあるからですよね。

だけど、ニュージーランドは

数学が好きなら数学だけ、工作が好きなら工作だけでもいいよ~

みたいな考え方でしたっけ?

信田さん:

そうです。ニュージーランドはそうでした。

 

正直、日本の視点で見ると、

「理科とかあんまやってないけど大丈夫なの?」とか思うんですけど、

ニュージーランドは何も気にしてないって感じで、

 

日本はオールマイティーに全部を高水準でやろうとするけど…

中学校の世界史とか、全然覚えてないし、

日本の高校卒業した人って6年間英語やっててもしゃべれる人ってほとんどいない。

だけど、海外だったら、ニュージーランドだったら全員しゃべれる。

…っていうので、別にできなくてもかまわないっていう。

 

 

カフェママ:

日本人って「全部やらなきゃいけない」って教育されてきたから、そうしなきゃって思い込んじゃってるだけなのかな?

信田さん:

多分それが本質的にあって、やらないってことが怖いんですよ。

Aを選ぶってのは、Bを捨てるって時に、

ニュージーランド人は、

だって俺A好きなんだからべつにBなんてやんなくていいでしょっ

てなるんですけど、

日本人はAもBも同様にできていたいみたいな。

カフェママ:

そうですね~親も言っちゃうかも。

「数学は得意だけどじゃあ理科はどうしてできないの」とか。

学力的にはどうなんですか?

信田さん:

それが日本的な発想で、そもそも学力ってそんな要ります?

2次方程式とか中学でやってその後解きました?

カフェママ:

解かない。物理とかも全然覚えてない。

信田さん:

だからそういう事なんですよ。

必死で掴んだ学力って、

そもそも掴み切ってもないし、なんかがんばったってのがあって、

ペーパーテストはとれるようになったけど、別に役に立ってない。

 

じゃあ、ニュージーランドどういう風かって言うと、

高校生になったら、最初は必修科目があるけども、

高3では必修科目は1個もなくて全部選択科目で、

例えば、WEB関係が好きだったら

「WEBデザイン」と「プログラミング」と「アート」とか「フォトグラフ」とか4科目を、

月から金まで好きで選ぶじゃないですか。

数学はキライだからやんないで、これをもう1日中やってる。

好きな事だけを尖らせる。

 

だから、ニュージーランドは全然計算できんけどむちゃくちゃ絵の上手い人とかがいるって感じですね。

日本はなんとなく全部はできるけど、何もできない人たちが生まれてる。

 

親は30年古い時代を生きている

 

 

カフェママ:

でも、「何でもやるもんだ」と思っちゃってるから、

不安になっちゃうんだよね。

親は、不登校の自分の子を預けるときに「ここ好きな事しかやらせないらしいよ」

って言ったら、じゃああっちにしようって、多分選んじゃう。

信田さん:

例えば、そうなった時に、不登校の子がうちに来て、「絵を描く」「数学」「理科」っていう選択肢が3つあったとして、

「私、絵やりたい」って言ったときに

親はこっそり「でも数学のが役に立ちそうだな」みたいな、いらんアドバイスをしちゃったりするから…

カフェママ:

あはははははは・・・私まさしく典型的!

信田さん:

30歳年上じゃないですか親の方が。

だから、「あなたが30年古い時代を生きてるんです」って事を親も認識しなきゃいけないし、親を教育しなきゃいけない。

 

そもそも不登校を選んだってことは不登校って20万人もいるけど全体からしたら2-3%。

97‐8%の子は一応通常のルートを行ってる中、

勇気を出して100人に2人か3人しかいない選択をしたことは、

すごい強さを持った子だから、すでに頑張ってるわけですよ。

 

いろんな葛藤と不安と戦って、こっちに行って、っていう子に、

「ちょっとあなたがんばって算数やってみない?」とかいらなくて、

絵やりたいんだったらそれをただ応援するだけでいい。

応援の仕方も「絵画教室にいった方がいいんじゃない?」とか

「その方が将来食べていけるじゃない?」みたいなのもいらない。

それで嫌になっちゃったっていう子もいるから、見守るだけでいい。

 

 

 

カフェママ:

日本で言ったら「普通じゃないって事が不安」っていう人間が多いから…でもあえて、「違う道を歩いて来てることがもはやすごい」と…

信田さん:

これからの時代、普通の方が心配じゃないですか?

 

さっきの話で言うと、平均点は取ってるけど何も役に立たないっていうか…

それに普通に適合させたとこで、普通の人が歩む道ってまあ会社員とか、

そこって仕組みは学校に似てるから、上の言うこと聞くっていう、

また不適合起こすのは間違いないんです。

 

だから、

「あっちの道ににみんなが行くときに、僕はこっちに行く」って時に、

やりがちなのは「あっちに戻したい」だけど、

「こっち行ったんだから、それを応援して、その先に何があるかはその子次第」

「生きやすい道を見つけるんだよ」っていうように。

 

 

 

究極、小中学校時代は「それで食えなかったらどうするんだ?」

ってことすら言わない方が良い。

言うと子供は「食えるのは何か?」しか考えなっちゃうから。

そうすると常識に当てはめたくなっちゃう。

 

それは、きついですよね。だって、いい大学に行くのも、いい会社に行くのも、

結局「食える」って話だから。

今の子供に「えーあんたそれで食えるの?」とか言っちゃうと子供は苦しくなる。

多分、大人が信じれないんでしょうね、子供を。

 

だから、僕が(大事だと)思うのは、

その子本人が「絶対に自分自身は大丈夫って思うこと」と、
親が「この子は絶対に何とかなるって強く信じること」。

 

“信じてない”人は“信じてないのが前提の発言”になるじゃないですか。

「このままで大丈夫なの?」とか「もっとやった方がいいんじゃないの」とか。

信じてないから、不安が先立ってて、

 

子供はすごい敏感だから、そういう不安を察知して

「あ、僕お母さんがこんなに不安そうなのって僕のせいなのかな」って、

自己肯定感がさらに下がる。

 

 

カフェママ:

言わないってことが一番むつかしいんですよね〜。

言っちゃってるって事で親が安心するから・・・

そこの、「親の意識改革」をするっていう所が一番最初。

信田さん:

そう。親が安心したいっていうエゴに過ぎないっていう。

カフェママ:

はぁ~。そういうお話をされると、「そうよね」って納得してくださる?

信田さん:

まあそれもありますし、

「わかってるけどつらいんですよ」

が一番多いんじゃないかと思う

カフェママ:

まあね~。。。

さっきの話まさに私がそうで、全部80点なんですよ。

そこそこ何でもできるんだけど、でも何かで食べれるかって言った食べれないですよ。

マスターは他の事全部できないんですけど(なんちゅうこと言うの!)

豆を焼く技術が200点だから食べれてるんですよね。

そういう人とやってるから80点が回せるだけであって、でも食べれるって言うと120点ないと自立できない。

そこを徹底的に伸ばしてあげるんだっていう、そんな考え方ってことですよね。

信田さん:

それにつきるかなあとは思いますけどね。

次回へつづく

つづきはこちらです↓

https://cafe-de-chef.jp/column/norikos-room-nobuta02/

 

今回のまとめ

今回は、

  • 信田さん設立のフリースクール「Tao Haus」とは?
  • ニュージーランドと日本の学校教育の違い
  • 親の心構え

についてお話しました。

次回は、ニュージーランドの教育を受けている子どもの様子、

そもそも彼がこのアツい教育者になったきっかけ、

彼の考える「幸せ」について、お送りします!お楽しみに!

 

インタビューを聞いた人

野々山憲子(カフェママ)

カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 

高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。
好奇心旺盛で人と話すのが好き、美味しいもの新しいものに目がなく、とにかく考える前にやってみるが信条。
Facebookでのインターネット販売は自分の屋号で活動中。

鹿児島県生まれ

 

保有資格等

調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補

 

イラスト:ともりん

参考:信田さんのnote:https://note.com/nobuta314

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