こんにちわ!深煎りコーヒー専門店32年のカフェママこと野々山のりこです。
あなたは、当店のメニューにもある
「ターキッシュコーヒー」を知っていますか?
飲んだことがないという方、
甘く濃厚なターキッシュコーヒーをぜひ体験してみて下さい!
今回のコラムでは、
そのトルコのターキッシュコーヒーについてご紹介します。
また、おうちでの淹れ方も!
それでは、どうぞ!
カフェドシェフで飲めるターキッシュコーヒー
↓こちらがカフェドシェフのターキッシュコーヒーです。
当店、カフェドシェフの「ターキッシュコーヒー」は、
通常のサイフォンで淹れたコーヒーに比べ濃い味わいで、
砂糖とはちみつの入った甘いコーヒーです。
ターキッシュコーヒーが大好きなお客さまもいらっしゃって、
「甘いのとパンチのある苦味が両方味わえて、美味しいんだよね~」
と言われます。
昔ながらの日本の喫茶店の「ターキッシュ風コーヒー」であり、
後に紹介する、本場トルコでの淹れ方とは異なります。
現地のターキッシュコーヒーは、当店のものよりもっと濃いのですが、
我々日本人には飲みにくいので、アレンジがされているんですよ!
当店にはトルコからのお客様もいらっしゃいますが、
「ターキッシュ“風”もおいしい!」と言っていただきました。
ぜひ、お店で味わっていただきたいです。
本場トルコのターキッシュコーヒーとは
本場のターキッシュコーヒーは、
「トルココーヒー文化と伝統」としてユネスコ無形文化遺産に登録(2013年)されている
ほど、すばらしい文化です。
本場トルコのカフェでは、
砂の上でコーヒーを温めます。
砂地の下にガスが仕込まれていて、
砂を温めて、その上にイブリックと言われる小鍋を乗せて、温めるんです。
イブリックには、
水と、極細引きのコーヒー粉と、砂糖を入れ、
煮たててコーヒーを作ります。
出来たら、粉がカップの底に沈むまで待ちます。
粉が落ち着いたら、上澄みのコーヒーだけを飲んでいきます。
コーヒー豆の味をくまなく味わう古くからの伝統的な飲み方です。
トルコは基本的にお茶文化なのだそう。
しかし、このような淹れ方でコーヒーを飲む文化はたいへん古く、
現在は、この伝統的な方法でもって、大切な方をおもてなしするそうですよ!
お嫁にいく際にはターキッシュコーヒーの作法を習うのが、風習なんだそうです。
トルコのコーヒーは奥深いですね。
おうちでやろう!ターキッシュコーヒー作り方
(当店のイブリック)
↓動画では、カフェドシェフのマスターが、本場に近い方法でターキッシュコーヒーを淹れています。
おうちで、小鍋で代用してもOKなので試してみてね!
(※店内では、このやり方では提供していません)
用意するもの
- コーヒーの粉(深煎り・極細挽き) 6〜7g
- 水 60〜70CC
- 砂糖 5g
- 銅または真鍮製の柄のついた小鍋
- ガスコンロ
- スプーン
- 小ぶりのカップ
コーヒー豆は深煎りの豆を極細挽きにするのがおすすめです。
作り方
- 小鍋のコーヒーの粉と水を入れる。砂糖も一緒に入れる
- 小鍋をガスコンロにかけ、スプーンで混ぜながら弱火で温める
- 泡が出てきたら、沸騰する一歩手前で火から下ろします
- スプーンでかき混ぜ泡を落ち着かせて、再度火にかけます。これpを3回程度繰り返し煮出していきます。
- 煮出せたら、鍋の中身をカップに注いで出来上がりです。
トルコは「カフェ発祥の地」
トルコは、実は、「カフェ発祥の地」なんです。
世界で初めてカフェができたのは、1554年。
イスタンブールにあったコーヒーハウスが、
最古のカフェと言われています。
コーヒーはエチオピア発祥で、
柔らかく煮た実を食べたり、煮汁を飲んだりしていたそうです。
その後、コーヒー豆は焙煎されに出した飲み物「カーファ」として飲まれるようになり、
トルコなど、イスラム世界の庶民の間に広がっていったとされています。
イスタンブールに世界で初めて出来たコーヒーハウス(カフェ)は、
隣国シリアからやってきた商人が始めました。それが大繁盛!
そこでは、水から煮だす「ターキッシュコーヒー」を出していたんですって!
17世紀には、カフェ文化は、ヨーロッパへと伝わり、
世界中に広がったと言われているんです。
カフェの発祥の地は?と聞かれたら「イタリア」「フランス」を思い浮かべると思うのですが、そうではないんです!
まとめ
- カフェドシェフのターキッシュコーヒーとは?
- 本場トルコのターキッシュコーヒーとは?(レシピあり)
- トルコは「カフェ発祥の地」
についてお話ししました。
一口にコーヒーと言っても、飲まれている地域によっても、文化によっても
飲み方が違うし、器具も色々。
そのコーヒーが生まれた背景も感じながら、コーヒーを飲むのもいいんじゃないでしょうか?
まだ、ターキッシュコーヒーを飲んでいないという方は是非試してみてくださいね。
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この記事を書いた人 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ
保有資格等 コーヒーインストラクター2級/調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補
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