当サイトはブラウザIEに対応しておりません。PCでご覧いただく場合はIE以外のブラウザでご確認ください

トップ > コラム一覧 > 【沖縄コーヒー】日本のコーヒー農園へ行ってみた

日本で生産されたコーヒーって飲んだことありますか?

「え?日本でコーヒー豆なんて作れるの?」

作れるんです…。沖縄なら!

今回、

コーヒー好きの「くるみさん」が、沖縄へ行き、

日本のコーヒー農園の様子を見て

実際に沖縄のコーヒーを味わってきました。


大変珍しい日本の沖縄のコーヒー、

果たして、どんなものでしょうか!?

日本でもコーヒー豆生産は可能!

 

「コーヒー豆は外国から輸入するもの」って思ってませんか?

いいえ、

我が日本の沖縄や小笠原諸島も、コーヒーベルトにギリギリ入っていて、

わずかながらも、生産しているのです!

 

このたび、収穫期2月の沖縄のコーヒー農園へ、

カフェ経営に興味のある、私、くるみが行ってきたので、

レポートします!

 

沖縄コーヒーとは?

 

 

 

コーヒー園の場所

 

沖縄でのコーヒー栽培は古く、明治までさかのぼり、

現在は、沖縄本島では30件ほどで、他にも、石垣島、宮古島などにも農園があるそうです。

 

私が、訪れたコーヒー農園は、沖縄県東村「又吉コーヒー園」さん

沖縄北部のやんばる国立公園の南の裾の辺りに位置します。

 

那覇からは2時間ほどドライブして辿り着く、自然豊かなのんびりとした場所です。

 

 

コーヒー畑の様子

 

 

コーヒー園への入園料を支払い、いざ、畑に行ってみると・・・

 

コーヒー畑はいくつかの区画に分けられ、

区画ごとに成育の度合いが異なっている模様。

 

どの畑も、コーヒーノキが整然と並び、

2mくらいの所に、遮光ネットがかけられています。

 

コーヒーの実がついてる枝が、葉の隙間から見えます。

 

コーヒーの実は、赤くなったものから手作業で取られてるようで、

成長した木でも2mくらいに抑えてあります。

ちなみにほっておくと、コーヒーノキは8mまで伸びます。

 

コーヒーの育つ環境とは

 

【育つ条件1】耐寒性は5℃まで

コーヒーノキは、耐暑性は十分、耐寒性は5℃まで。

つまり、暑さにはめっぽう強いですが、寒さには弱く、

10℃以下にならないような所で育てる必要があります。

 

沖縄の最低気温は15℃前後。

10℃を下回る事はめったにないので、

コーヒーノキも過ごしやすい事でしょう。

訪れた日も、2月なのにも関わらず、

愛知県で言うゴールデンウィークシーズンのような暖かさでとっても快適!

これで1年通しても寒い方とは沖縄おそるべし。

 

【育つ条件2】年間降水量1500〜2500ミリ

 

雨がたっぷり降るのもコーヒーにとっていいところ。

年間降水量は那覇2161ミリ。名古屋1579ミリ(※いずれも平年値)

なので沖縄は雨が多いと言えます。

 

【育つ条件3】肥沃、水はけよく、ちょっと酸性の土

 

沖縄本島北部は痩せた赤土、南の方になると肥沃になってきますが、

海外のコーヒー産地では赤土も多く、土壌改良し栽培するという事が可能です。

最適な土壌環境は作れます。

 

【育つ条件4】直射日光は避けて

 

コーヒーノキは、直射日光に弱いです。

こちらの農園では、木の上に遮光ネットがかかっています。

海外のコーヒー農園でも、バナナなどの「シェイドツリー」を一緒に植えて、直射日光から守りながら栽培していたりします。

 

まとめると・・・

 

 

↑このような栽培環境。

コーヒーの栽培に必要な、水、土、気温の条件をクリアしています。

 

 

コーヒー屋さんで目にするのは、乾燥させた豆の状態だけど、

こうして畑に来てみると「農作物だなぁ」って実感が湧きます。

 

光や雨や土のバランスとって・・・虫や病気の対策して・・・

人が手を焼いて、お世話をして、

すくすく育っていくコーヒーノキはかわいいですよね。

 

そして海外の農家さんもこんな感じで、コーヒー作ってるのかなぁ〜

なんて思ってみたり。

 

 

 

実からいつもの豆になるまで

 

 

沖縄の11月〜4月は収穫のシーズン。

農園では、白い、ジャスミンのような香りと言われるお花も、ちょこっと咲いていました。

コーヒーの開花期間は2日ほどしかないので見れると嬉しい。

お花が咲いたら、青い実が、密集して膨らんできて・・・

真っ赤な実になったら収穫です。

 

赤い実の中身は、この絵のようになっています。

 

実から、果肉とネバネバを取り、乾燥させ、パーチメントを外し「生豆」を取り出します。

 

その後、「生豆」は、農家から、流通業者、焙煎所へと渡り、

黒っぽく焼かれて、おなじみのコーヒーになります。

 

 

 

こちらの又吉コーヒー園では、収穫した豆の焙煎体験もやっているので、

体験してみるとより深く理解ができそうです。

 

 

 

沖縄コーヒー飲んでみた

 

さてさて、

又吉コーヒー園には、なんとカフェが併設されているのです!

店内は、こちらで焙煎された輸入豆や、沖縄コーヒーグッズも販売されてて楽しい雰囲気です。

 

もちろん私は、沖縄産100%コーヒーを注文。

(手作り無農薬島バナナケーキも注文。軽食メニューもあるよ。)

 

待つ事数分、超かわいいカップでやってきたコーヒーは・・・

 

バランスよくマイルドでガブガブ飲みたい味!

沖縄の風土が作り上げた味を堪能しました。

(バナナケーキもめちゃうま!!)

 

沖縄コーヒーいいなぁ・・・いいなぁ・・・

 

まとめ

今回は

  • 日本でもコーヒーは栽培できる、沖縄なら
  • 沖縄のコーヒー農園の様子
  • 花から実、豆への加工カンタン解説
  • 沖縄コーヒーの味

についておおくりしました。

沖縄に遊びに行った際はぜひコーヒー農園へ!

 

 

こちらの記事もおすすめ

↓くるみさんがカフェドシェフの焙煎を観察

直火焙煎×ダブル焙煎の流れ!焙煎深掘り解説vol.1

 

↓一杯のコーヒーができるまでがわかる!

【コーヒー豆】産地の違いは、香味の違い。個性の決め手はここにあり!

↓当店の豆はLINEでも購入できます!お試しください

【Webでカンタン購入】自家焙煎豆の買い方

 

 

この記事を書いた人

在宅従業員ともりんカフェドシェフアルバイト 編集・デザイン・イラスト担当 

ものづくりだいすき!趣味は、自家焙煎コーヒー店&美術館めぐり。豊田市生まれ。

 

監修

野々山憲子(カフェママ)

カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 

高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。
好奇心旺盛で人と話すのが好き、美味しいもの新しいものに目がなく、とにかく考える前にやってみるが信条。

鹿児島県生まれ

保有資格等

コーヒーインストラクター2級/調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補

 

 

参考:

ケーキ

この記事が役に立ったら
ぜひシェアしてください

coffee

読まれている記事
ランキング