こんにちわ!豊田市で自家焙煎コーヒー32年の喫茶店のママ、カフェママこと野々山のりこです。
あなたは、コーヒーを淹れる時、「お湯」にはこだわってますか?
お湯の選び方や、調整だけで、ビックリするほど味って変わるんです。
まさに、お湯を制すものは、コーヒーを制すと言っても過言ではないはず。
押さえるべきポイントは3つ!
要チェックよ〜!!
コーヒーを美味しく淹れる「お湯」とは?
「自分で淹れたコーヒーは、お店で飲んだコーヒーほど美味しくない。」
そんな経験ありませんか?
でも大丈夫!「お湯」にこだわれば、あなたも
お店で飲むようなおいしいコーヒーを淹れることができます。
今回はコーヒーを入れるためのお湯について3つのポイントを紹介します。
お湯の「硬度」
王道はやっぱり軟水で淹れる
まず1つ目のポイントは、水の硬度。
コーヒー店で飲むような、おいしいコーヒーを入れるための水は、
軟水〜中硬水
です。
つまり、硬度の高いミネラルウォーターではなく、
水道水や、国産の水を選ぶ。
そうすれば、お店で飲むような、おいしいコーヒーを入れることができます。
では、硬水はなぜおすすめされないのか?
硬水は、カルシウムやマグネシウムの含有量が多く、粘性もあります。
硬水でコーヒーを入れると、これらのミネラル成分と、コーヒーの成分が反応し、味の変化が起こるのだそうです。
日本では主に、軟水でコーヒーを淹れるので、軟水で淹れたコーヒーが、「コーヒーの味」。
硬水はあまり好まれない傾向にあります。
硬水で淹れたコーヒー
実際に、“超”硬水と言われる「コントレックス」で
コーヒーを淹れて、飲んでみました。
日本の水道水の硬度が、平均50mg/lに対し、
コントレックスは、1468mg/lというまさに桁外れの値。
日本人の中にはお腹をこわすかたもいるくらい、ミネラル成分の多い水です。
いざ、コーヒーを淹れて飲んでみると
苦く、トロッとした感触に。酸味からなる華やかな香りも薄いように感じられます。
パンチに欠けると言ったらいいのでしょうか?
その分、苦味の印象が残るので、これはこれでおもしろいとも思います。
何より、水だけでこんなにも味が変わる事に驚きました。
ぜひ、あなたも、比較してみてください。
お湯の「温度」
2つ目のポイントは、お湯の温度です。
コーヒーをいれるときのお湯の温度は、
88℃〜92℃
と言われることが多いです。
しかし、コーヒーは豆の焼き具合(焙煎度)によってちょうどいい温度は違います。
目安としては、
- 深煎り(黒めの豆)なら、83℃〜90℃
- 浅煎り(黄色めの豆)なら、90℃〜96℃
コーヒー専門店では、これらの範囲内で入れる事を
おすすめされるケースが多いです。
温度は、お店の指示に従うが1番
とりあえずは、豆を買ったお店の指示に従ってみるのが1番!
そのお店こだわりの豆を使い、こだわりのお湯の温度で淹れる。
そうして、そのお店の「コーヒー哲学」に触れてみるのは、素晴らしいコーヒー体験になるはずです。
いつも同じ淹れ方をしている方も、たまには変わった温度で淹れてみて!
自分の淹れ方のいい所に気付けたり、別の価値観もイイね、といった新しい発見があるかもしれませんよ!
お湯の「速度」
スペシャルティは速く、喫茶店はゆっくり
3つ目は、お湯を注ぐスピードです。
スペシャルティコーヒーのお店などでは、
お湯を、2〜3分で注ぎきるようなスピード(※蒸らし時間は別)
で入れていくのがおすすめされる事が多いです。
ただ、どのような志向のコーヒーを作りたいのかにもよります。
昔ながらの喫茶店風が飲みたい時は、ゆっくりとネルドリップで淹れるのも乙なものです。
次の事を理解して調節するといいでしょう。
コーヒー成分のお湯に溶ける速さ
コーヒーには、ざっくり分けて、
「酸味成分」「苦味成分」「雑味」が含まれます。
コーヒー成分の、お湯に溶け出す速さは、
- 酸味成分は速め
- 苦味成分は遅め
です。
さらに、雑味は遅く溶け出し、また泡にも含まれます。
また、酸味成分は、「ステアリング」といって
時間が経つにつれ酸っぱくなっていく反応があります。
特に浅煎りのコーヒーを淹れる時は酸っぱくなりやすいので
気になる方は気をつけてくださいね!
(カフェドシェフの豆は「極深煎り」なので酸っぱくなりません)
まとめ
今回は美味しいコーヒーを淹れるための「お湯」のポイント
- 「硬度」のおすすめ
- 「温度」のおすすめ
- 「速度」のおすすめ
についてご紹介しました!
ぜひお湯にこだわって美味しいコーヒーを淹れてくださいね!
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この記事を書いた人 在宅従業員ともりん カフェドシェフアルバイト 編集・デザイン・イラスト担当 ものづくりだいすき!趣味は自家焙煎コーヒー店&美術館めぐり。豊田市生まれ。 |
監修 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ 保有資格等 コーヒーインストラクター2級/調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補
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参考: