喫茶店でパティシエとして32年の経験を持つカフェママ、野々山のりこです。
このコラムでは、家で簡単に作れる「栗きんとん」のレシピを紹介しています。
秋になると食べたくなる栗きんとん 東農地方が発祥と言われますが、関東地方の栗きんとは少し違っています。
その辺も詳しくはコラムに書いてありますので、
詳しくはコラムを見てね!
そしてぜひ、あなたも作ってみて下さいね!
栗きんとんとは
秋になると食べたくなる栗きんとん
栗きんとんの発祥の地として知られているのは、岐阜県東農地方です。
中津川市などは、特に有名です。
栗と砂糖を合わせて茶巾絞りして作っている「栗金飩」
栗の上品な甘さがギュギュっとつまっていて秋になると食べたくなる和菓子ですよね
私の作った栗きんとんです
ちょっと待った~ 栗きんとんっておせちにはいっているものじゃないの?
そう思っている方もたくさんいると思います。
そう、おせちに入っている栗きんとんも栗きんとんと呼ばれています
主に関東地方を中心食べられています。
栗に甘いあんをあえて栗の形を残している「栗きんとん」は漢字で書くと「栗金団」です。
金色に輝く小判をイメージした見た目から、「金色の団子」とも表され、お金がたまるように
また、豊かな一年がおくれますようにという願いがこめられた縁起物とされています。
なので、縁起物としておせちにも入れられているんですよね。
中身はさつまいもを柔らかく煮て、栗の甘露煮を添えるのが一般的です。
同じ栗きんとんといっても地方によって違うんですよね
主に関東地方で食べられている栗きんとん
栗きんとんの思い出
私は鹿児島生まれですが、私の育った地域ではきんとんといえば
栗ではなく、さつまいもでした。
さつまいもにミョウバン(色を綺麗に保つためや、煮崩れを防ぐため)を加えて煮て
煮あがったら、つぶして砂糖を入れてねったものです。
おせちには必ず入っていました。
私が栗金飩を初めて食べたのは、大阪で仕事しているときでした。
栗の時期になると、百貨店などで期間限定で売られていました。
なんて美味しいんだろうと思ったのを覚えています。
岐阜と大阪は地理的に近く、その時期には運ばれてきていたんでしょうね。
栗きんとんは、賞味期限も短く 冷凍には不向きなため
産地地域ではよく食べられていましたが、全国的に食べられるようになったのは、
冷蔵での宅配が発達してきたからだと言われています。
東農地方は古くから栗の産地であり、この地方では秋になると
「そろそろ栗きんとんでるかね」なんて声が聞かれます。
私も豊田に住んで、35年ほどになりますが、
栗の時期になると、栗きんとんでるかな~なんてそわそわしてしまいます。
栗きんとんのレシピ
栗きんとんって作ったことあるけど、
自分で作ると栗がぼろぼろして、うまく茶巾絞り出来ない
と言われる方も多いと思いますが、ここでは白あんを混ぜて、
栗がまとまりやすいく、茶巾絞りにしやすいレシピになっています。
スイーツ絵美子の恵美子先生に教えたもらったレシピです。
材料
- 栗ゆでてつぶしたもの 300g
- 砂糖 90g
- 白あん 120g
- 水 60g
- 塩少々 お好みで
手順
- 材料を全部厚手の鍋に入れて煮詰める。
- 底に膜が出来るくらいまで煮る
- 冷まして茶巾絞りする 一個 25g~30gくらい
失敗しないポイント
栗を煮る場合、焦げるのが心配で早めに火止めてしまいがちなんですが、
煮る時間が少ないと、水分が多く残ってしまいます。
厚手の鍋でしっかり煮あげましょう。
まとめ
今回は、
- 栗きんとんとは
- 栗きんとんの魅力
- 栗きんとんの作り方
についてご紹介しました。
あなたもぜひ作ってみてくださいね!
それではまた次回をお楽しみに。
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この記事を書いた人 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ
保有資格等 コーヒーインストラクター2級/調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級 着付け着装師補
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