豊田スタジアムの近くで夫婦で33年「カフェ」を営むカフェママこと野々山憲子です。
豊田市には季節や地域、イベントにちなんだ和菓子が得意な「和菓子司三好屋顕英」さんがあります。
カフェママは、和菓子製作の現場の見学をさせてもらいました。
現在、美術館の茶室で提供されている「モネ展とのコラボ和菓子」も必見!
日替わりのお菓子をお見せしますね。
一体どんなお菓子なんでしょう!?
カフェママの体験の様子も動画でみてください!
三好屋顕英さんの創造的な商品づくりの舞台裏
小学生とのコラボレーションや、
美術館の企画展との共同企画など、
外部の方々とともに次々とユニークな商品を生み出している三好屋顕英さん。
今回は、その商品づくりの現場を特別に見学させていただきました。
現在店頭で販売されているのはこんな和菓子です。
三好屋顕英さんとは、
豊田市で代々続く和菓子屋さん。
昭和四十一年創業『一服に そつとよりそふ 和み菓子』をテーマに季節にちなんだお菓子や
美術館や小学校とコラボして新しい和菓子を日々作り続けています。
コーヒーのお供にもぴったりだから、ぜひ食べてみて!
和菓子司 三好屋顕英(みよしやけんえい)店舗情報【所在地】 豊田市神池町2-1223-1 |
↓こちらのコラムでも紹介しています
地元の伝統美を味わう、三好屋顕英ー深煎りコーヒーに絶対あう!豊田市のお菓子 | 【 本格焙煎コーヒー専門店】カフェ・ド・シェフ
豊田市美術館とのコラボ和菓子!
三好屋顕英さんは、様々なコラボ商品を手掛けていますが、
豊田市美術館での企画展覧会「モネ展」にちなんだオリジナルの商品も作り出しました。
そこで、どのような観点で作品を作っていったのかたずねてみました。
すると、
「モネの絵をイメージして作るとの事で、
優しいぼわ~んとした色合いを出したいと思い
あの優しい色合いを綺麗に出すにはどうしたら良いか、
色々な素材で試しながら考えました。」
とお話ししてくれました。
そして、実際できたものがこちらです!
モネの絵画のような華やかな色が素敵でしょう!
毎日日替わりで出されています。
三好屋顕英×豊田市美術館モネ展コラボの和菓子豊田市美術館の茶室「童子苑」で期間中食べられます。 期間:モネ展会期中2025年6月21日(土)~2025年9月15日(月・祝)11時~16時 呈茶料金:一服 450円(お菓子付き) |
野見小学校とのコラボも!
三好屋顕英さんでは、2014年から地元の野見小学校とコラボ商品を開発しています。
子どもたちに、アイデアを出して
粘土で和菓子を形どったものを作ってもらい、
その中から良さそうなアイデアを選び、
それを、職人が形にします。
こちらの「おすもう山さん」という商品は現在もお店で販売されています。
珍しい三角のお山のような形になんとほんのり苺味!
コーヒーと一緒に頂くのもおすすめですよ!
三好屋顕英さんの近くにある野見山神社はすもうの神様でもあるそうで、パッケージの裏には、
切り抜いて紙すもうができるようになってるんですよ!
野見小学校とは今年2025年12月にも、コラボした和菓子を学校のバザーにて販売されるそう。
生徒さんたちのアイデアがどんな商品になるのか、楽しみですよね!
和菓子を親しく感じてもらうために
三好屋顕英さんは、小学校で時折和菓子作りの社会人講師をやられています。
社会人講師とは、地域で実際に働いている大人が学校に来て、自分の仕事や体験をこどもたちに伝える授業のことです。
その授業でこどもたちの目の前で和菓子を数種類作られたのだそう。
子どもたちは、目の前で和菓子が出来上がっていく様子に喜んで、
学校が終わるとすぐに買いにきてくれたりして。
やはり体験するのは、良いことだと思うと言われます。
こうやって、和菓子に親しんでもらう機会を積極的に作っていくのは大事ですし、若い感性から刺激を受けられるのは素晴らしい事だなぁと思います。
商品の実現を支える職人の技のすごさ!
お菓子づくりには、アイデアも、皆さんの意見を取りまとめることも大事ですが、
でもそれだけでは商品はできません。
それを形にする職人技があってこそ!
重陽の節句に食べる和菓子を実際に見て、
私も教えてもらって作らせて頂きました。
衛生面には、十分配慮して撮影させていただいていますよ!
こちらを見比べてください。
私の作ったもの(左)と、職人さんの作られたもの(右)
長年培われた技術ってやっぱりすごいですよね!
企画力と技術の合わせ技が大切だと気付かされました。
おまけ カフェママの大好きな「かから餅」
私は三好屋顕英さんの「かから餅」が大好き!
「かから餅」とは、生麩の皮でこしあんを包んだ和菓子でもちもち、つるつるとした食感が特徴です。
「ふまんじゅう」の商品名で販売されているところも多いですが、三好屋顕英さんは「かから餅」という商品名になります。
コーヒーにも合う~んですよ!カフェオレとかから餅の組み合わせ 最高!です。
まとめ・カフェママから一言
手作りで一つ一つ丁寧に作るということがなかなか少なくなり、
また、手作りしている姿を見る機会も少なくなりました。
そんな中、手作りの丁寧さ、素早さを見せていただきました。
真摯に素材に向き合い、古いものを守りながら、新たなものを生み出していく。
簡単なようで難しいです。
私たちもコーヒーやデザートを作っているわけですが、同じ食べ物をお客様に提供するという
意味では同じです。
三好屋顕英さんの工房におじゃまして、また、心新たにしてお客様に向き合っていかなくてはと思いました。
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この記事を書いた人 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ
保有資格等 調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補
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参考:
- コーヒー辞典 日本本コーヒー文化学会 柴田書店 (当店マスターも執筆)
- コーヒーの科学 おいしさはどこで生まれるのか 旦部幸博 ブルーバックス
- コーヒーのおいしさ方程式 田口護 旦部幸博 NHK出版
- 常識が変わるスペシャルティコーヒーコーヒー入門 伊藤亮太 青春新書プレイブックス