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トップ > コラム一覧 > トラジャ産地旅!インドネシア スラウェシ島

コーヒー銘柄「トラジャ」の産地を、ご存じ?

「インドネシア・・・だったような?わからない・・・」

知らずにいてはもったいない!

この地の魅力はコーヒーだけではありません。

今から「コーヒー産地を目的地とした妄想旅行」で

その魅力に迫りませんか?

それでは、旅行へ出かけましょう!

トラジャとは

 

「トラジャ」がどんなコーヒーなのか、旅の前に、特徴を押さえておきましょう!

 

トラジャ基本情報

 

  • ブランド名:カロシトラジャランテカルア
  • 産地:スラウェシ島 ランテカルア山中腹 スロトコ農園
  • 品種:ティピカ
  • 精製:サンドライ
  • 焙煎後のスコア:甘味4 酸味0 苦味3 香り4

 

・・・詳しい情報は、このあと「産地」にてお話します。

準備は整いました!

出発〜!

 

Go To スラウェシ島

 

 

スラウェシ島とは

 

あなたは「トラジャ」コーヒーの産地をごぞんじでしょうか?

それは、インドネシア1万8000の大小の島々の、

真ん中に位置する4番目に大きい島。スラウェシ島です!

 

実は、スラウェシ島は、インドネシアにおいて、

バリ島についで注目の集まる観光地なんです。

リゾートもいいけど、この島の本当の魅力は、別の点に・・・。

 

飛行機で、シンガポール経由でマカッサルの空港まで10.5時間の空の旅です!

さぁどんな旅になるのかしら。

 

スラウェシ島での見どころ

 

 

火山、珊瑚の海、壮大な自然はもちろんの事、

この島において、絶対外せない「見どころ」は、この2つ!

  • この島にしかいない固有種の生き物たち
  • 独特の文化を持つトラジャ族

旅行者が多いといっても、目的は神秘的な生物や文化!

ナゾがいっぱいで好奇心をくすぐられる旅になる事でしょう!

それでは、レッツゴー!

 

スラウェシ島を探検!

 

1.マナド

 

 

 

 

シンガポールから飛行機で3.5時間、

スラウェシ島第2の都市であり、ダイビングスポットとして名高い、マナド市へ降り立ちました。

さて、ここからさっそく、珍獣の森へ向かうわよ!

 

2.タンココ国立公園

 

 

Lip Kee Yap, Singapore, CC BY-SA 2.0/Desaturated from original

車で2時間。さぁやってきました!

3つの火山に囲まれたジャングル、タンココ自然保護区です。

 

ある生物学者によると、スラウェシ島の生き物は、

生き物の種の数は多くない、しかし、

この島だけにしかいない「固有種」が多いようです。

 

まぁとりあえず、

ガイドさんの案内で、ジャングル内をトレッキングして

その「固有種」の子たちに会ってみましょう。

 

・・・いました!

 

Photo by Meldy Tamenge, edited by Cart, CC BY-SA 4.0 /Desaturated from original

スゴいキバを持つイノシシ「バビルサ」

伸びまくったキバが目に突き刺さったように見えるので「自分の死を見つめる動物」と呼ばれたりします。

なぜこんな派手なキバを持ってるのかって?

それはもちろんモテるため!

 

Lip Kee Yap, CC BY-SA 2.0 /Desaturated from original

Sakurai Midori, CC BY-SA 3.0/Desaturated from original

左のカワイイ子は、

手乗りサイズのメガネザル「タルシウス」

大きなお目々は動かせないけど、首は180度周るのよ!

 

そして右の

ユーモラスなお顔の子が「クマクスクス」

カンガルーと同じでお腹に袋を持つ有袋類です!

ちなみにクスクスの由来は「おなら」ですって〜!あらま!

 

 

そして、クロザル。

数年前「自撮り」で有名になったあの子(写真右)を覚えてるかしら?

見てこの顔〜!男前で笑っちゃう。

 

・・・固有種の子たち見れたわね!

 

さてここで、問題です。

動物の種類が少なく、固有種が多いのは、なぜでしょう!?

それは、

スラウェシ島の周りは深い海。

陸の動物がこの島にたどり着くのは困難です。

なので、

今この島にいる陸上のほ乳類の種類は少なく、

昔、たまたまこの島にたどり着いた生き物から進化した「固有種」子たちが多いと考えられています。

 

それに加えて、

 

 

スラウェシ島はちょうど、

オーストラリアの動物の住むエリアと

東洋の動物が住むエリアの真ん中。

だから両タイプの動物が混じってるんですって。

・・・という事は、野生動物の夢のコラボなんかが見れちゃったりするのかも!?あらぁ〜〜!!

 

さて、この島ならではの動物にも会えたので、

お次は、独特な民族「トラジャ族」に会いに行きましょう!

 

3.タナトラジャ県

 

 

マナドの空港から、トラジャ空港(2021年開港)まで、パパッと移動!

車で、34時間のハードなドライブでもOKよ〜

なにはともあれ、無事に着いたわ!

 

すでにお気づきだと思いますが、

コーヒー銘柄「トラジャ」は、

コーヒー豆を生産する「トラジャ族」に由来しています。

彼らはいったいどんな人たちかしら〜?

 

【補足】トラジャ族にまつわるウワサ

 

あなたは「トラジャ族」について聞いたことある?

うわさでは・・・

祖先は天から船でやってきた・・・

盛大で、刺激的な「葬式」をする・・・

ミイラ、生贄、死ぬために生きる民族・・・

 

ふふふ・・・なんかコワイのですが、私、大丈夫かしら?

(こわくないから、ぜひこの先をお読みください)

 

トラジャの集落

 

棚田の近くには

伝統的なおうちが並ぶトラジャ集落。

トラジャの多くは、おコメ農家さんです。

他にも、コーヒー、カカオ、スパイスの生産や、観光

で収入を得ています。

 

 

集落の単位は、家族(血縁関係)なのだそうよ。

 

集落を眺めて気になるのは

やっぱり、反り立つ茅葺きの“おうち”!

「トンコナン」と言い、先祖代々住み続ける家族の象徴です。

 

この屋根の不思議なかたちは、くら型や船型と言われますが、何を表すのか正確には、不明です。

エキゾチックな装飾が、表すものも不明。

なぜ、不明だらけなのか?

それは、

 

 

トラジャ族は、もともと、文字を持たない口伝の文化のため。

昔から続く伝統は本人たちにとっても「昔からそうだから」としか言いようがないそうです。

「先祖は天から船でこの地へ降りてきた」あるいは「・・・階段で降りて来た」というトラジャのルーツに関する伝説もあります。

 

トラジャ族のお葬式

さて、

トラジャ族にとって、最も重要なのは

「お葬式」です!

 

彼らは「死ぬ為に生きる民族」とも呼ばれます。

このお葬式こそ、トラジャの生活の中心であり、

インドネシアの誇る観光の見どころでもあります。

 

・・・そんなお葬式とは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

もしも、

私がトラジャ(のセレブ)だったら、亡くなった後どのように過ごすのか?

死者視点で、体験してみましょう!

 

 

私の心肺は停止し、

さぁ、ここからが、スタートでーす!

 

私のからだは防腐処理を施され、おうちに戻ります。

時間がたてば、からだはそのうち「ミイラ」になります!

 

しかし、

この段階で、死んだのは「肉体」だけ。

私の「本質・・・魂のようなもの」はまだ生きています。

だから「葬式」をするまで、私は「病人」なんです。

 

 

だから、

病人の私は、防腐処理されたからだで、

食事やお祈りをしながら、家族と一緒に過ごします。

期間は、数ヶ月から数年くらいかしら。

 

その間、

私の親族達はみんなで、盛大なお葬式を計画し、その準備をします。

 

 

お葬式には、たくさんの「水牛」を用意する必要があります。

そのためには、借金までして膨大な葬儀資金を用意するのよ。

 

【補足】なぜたくさんの水牛を買うのか?

  • お葬式では、豚や鳥も含めたくさんの「お肉」を料理や食材として振る舞います。ふるまった量はその家のステータスを示すことになります。
  • 水牛は、お金の代わりにも使われていて、お葬式等の機会に、互いに水牛の借用や返済が行われます。
  • 思想的な面から見ると、水牛は、死者の魂をあの世へ連れて行く神聖な存在です。

これによって、このトラジャ文化が成り立ってるって面もあるのよ。

 

さぁ資金が集まったら、

いよいよ「お葬式」の開催です。

 

Avi Alpert(CC BY-SA2.0) /Desaturated from original

Toraja8(CC BY 2.0) /Desaturated from original

飲んで食べて歌って踊って笑って、

私の「魂」を、送り出してね!

観光客もウェルカム!盛り上がるわよ〜。

このお葬式こそトラジャの生活の中心。

民族繁栄の秘訣。

 

私の魂は、たくさんの水牛達にあの世へ連れて行ってもらうの。

家族ががんばって集めてくれた資金はこの水牛の為。

水牛の数だけ、速く、あの世へ辿りつける、つまり幸せになれる。

 

 

水牛の数は私への愛の重さであるの!

 

盛大なお葬式の後は、そのままお墓へ入ります。

日本と違い、火葬ではありません。

 

そして、村を見下ろす崖には、

 

 

「タウタウ」という死者そっくりのお人形を飾ります。

愛する家族をずっと見守るの。

(私のような良い家柄のお宅限ってではありますが。)

 

 

 

・・・数年後、

私のカラダは、土から掘り起こされ、

 

 

キレイな服に着替えさせてもらい、お披露目されます。

これは、数年ごとに行われる儀式で、「マ・ネネ」といいます。

 

それから、マ・ネネの後、

私の「魂」の再生の儀式が執り行われ、

 

生まれ変わります。

 

・・・・・

 

いかがでしたか?

大切な人を失う悲しみは、日本もトラジャも同じですが、

葬儀のかたちはだいぶ違いますよね。

 

・・・

カフェママ「おばあさまも、愛されてるのね!」

お婆さまの魂「・・・(ランテカルア山のトラジャの作るコーヒーは絶品よ!飲んで行きなさいよ)」

カフェママ「なんだか、ものすごく、コーヒーが飲みたい気がしてきたわね。」

 

 

4.タナトラジャ県のコーヒー農園

 

 

なんだか、むしょうにコーヒーが飲みたくなってきたので、

トラジャのコーヒー農園へ猛ダッシュでやってきたわ!

ハアハア・・・

さぁ、ここは、

ランテカルア山の中腹、

「トラジャランテカルア」を栽培するコーヒー農園。

 

標高1,600m付近という高地に位置し、

夜は10℃、日中は30℃と寒暖差、豊富な水にもに恵まれ、

高い品質のコーヒーを生産しています。

 

その粒の大きさと共に、陽光の角度によって明緑色から暗緑色へと変化する様は、

コーヒーのオパールと呼ばれるにふさわしい気品があり、

コーヒーに夢とロマンを追い求める人々の心をとらえて離しません。

 

 

トラジャコーヒーは幻のコーヒー

 

第二世界大戦以前、オランダの植民地だった頃、

タナトラジャ県ではオランダ王室御用達の

おいしいコーヒーを作っていました。

 

その後、第二次世界大戦、続いてインドネシア独立革命が起こります。

1949年まで戦争は続き、トラジャコーヒーは、市場から姿を消す事となってしまいました。

 

しばらくして・・・市場から消えた幻のコーヒーは

復活します。

 

別の農園ですが、「トアルコトラジャ」なんかは、

日本のコーヒーメーカーが、道を切り拓き、畑を回復させとても尽力した事で有名です。

 

こちらの「トラジャランテカルア」の農園の場合、

政府が農地を引き受け、その後の1987年、民間の農園として

コーヒー栽培を始めたとの事です。

 

 

 

スラウェシ「トラジャ」のお味は?

 

 

「ウォーレシアの生物のように独特」な香り、

「トラジャ族の文化のように豊かな苦味とコク」を持った

気品のあるコーヒー、味わってみましょう!

 

香味

 

そのまろやかさを併せ持った豊かなコクと独自の香り。

同じインドネシアのスマトラ島のマンデリンより、落ち着いた印象。

中米のコーヒーとは異なる苦味とコクです。

 

当店バリスタよりひと言

マスター
マスター
酸味は全くなく、ここ数年のうち、最高の香りです。

 

 

スラウェシの旅の終わりに

 

スラウェシの神秘はいかがでした?

今回は、

  • ウォーレシアで独自進化を遂げた生物
  • 神秘な謎に満ちたトラジャ族の謎
  • 「トラジャ」の味わい

 

についてお話ししました。

トラジャ族の文化には受け入れがたい部分もあるかもしれません。

しかし、自分にない視点に触れ、理解しようとする事は、

新しいインスピレーションの源になったりします。

このコラムは、あらゆる文献を参考に、ひとつの視点から見たストーリーに過ぎません。

もっとトラジャ族の真実を知りたい、体感したい方は、ぜひ現地に赴いてみて!

 

 

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この記事を書いた人

在宅従業員ともりん

カフェドシェフアルバイト 図説イラスト担当 

大学卒業後、某機器メーカーデザイン部へ入社。その後、派遣社員でメーカーを転々とし、モノづくり愛をはぐくむ。趣味はデザイン、イラスト、プレゼン資料づくり等。図説やイラストは資料に基づきできるだけ正確に描く事を心がけてます。

豊田市生まれ

 

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監修

野々山憲子(カフェママ)

カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 

高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。
好奇心旺盛で人と話すのが好き、美味しいもの新しいものに目がなく、とにかく考える前にやってみるが信条。
Facebookでのインターネット販売は自分の屋号で活動中。

鹿児島県生まれ

保有資格等

調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補

 

 

おすすめ参考:

 

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