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トップ > コラム一覧 > マンデリン産地旅!インドネシア スマトラ島

「マンデリン」は当店で扱うコーヒー豆のブランドです。

ところで、
あなたはマンデリンの産地をイメージできますか?

「産地?どこそれ?全く知らない・・・」

ですって?

・・・それなら、まかせて!

旅行者気分で、現地を疑似体験してみましょう!

「コーヒー産地をめざすバーチャル旅行」

では、さっそく出かけましょうか。

「マンデリン」とは

 

当店のマンデリンはどんな個性のコーヒーなのか!?まずはご紹介!

マンデリン基本情報

  • ブランド名:マンデリンウルトラシナー
  • 産地:インドネシア スマトラ島 リントンニフタ地区
  • 品種:ティピカ
  • 精製:スマトラ式
  • 焙煎後のスコア:甘み2苦味5 酸味0香り4

このような、コーヒーです!

飲んだ時の味や、特徴的なスマトラ式精製法の説明は、

コラム後方の「産地」にて、ご紹介します!

それでは、

 

GoToスマトラ島

 

 

スマトラ島の基本情報

 

みなさん、「マンデリン」の産地を、ご存じかしら?

それは、インドネシアのスマトラ島でーす!

 

インドネシアってどんな国?

インドネシアは、

  • 1万8000の大小の島々が、赤道付近に散りばめられた群島国
  • 民族の数は300以上
  • 言語は700以上

・・・という驚くべき多様性の国なんです。

スマトラ島はそんな島の一つ。

面積は日本の本州の約2倍もある大きい島なんです。

 

スマトラ島ってどんな島?

 

スマトラ島へは、飛行機で、日本からジャカルタ経由で上空を合計9時間の旅です!

島での見どころは、

  • 大小多数の火山のつくりだす壮大な景観。
  • 火山灰が育む熱帯雨林のジャングルの生命の息吹。

 

さぁ、そんな火山と生命のエネルギーあふれる島を冒険よ!

 

スマトラ島を観光!

 

 

さぁ、島の玄関口、メダン市の空港に着いたわ!

赤道が近いだけあって低地は蒸し暑いわね〜

レッツゴー。

 

1.メダン市−スマトラの最大都市

 

画像の出展:wikimedia

 

まずは、冒険の前に、メダン市の市内観光といきましょう。気楽にね。

超都会的なエリアもあれば、昔ながらの庶民的なエリアもある!

新興国らしいわぁ〜!

 

あら、19世紀オランダ統治時代のコロニアル様式の場所もあるわね。

観光の目玉は「マイムーン宮殿」という元王宮の博物館との事よ。

イスラム教の方が多いので町にはイスラムモスクも見られるわ。

 

メダン市は島一番の商業都市。

 

この島では、

大型農園でゴム、たばこ、パーム油、コーヒーなどを作っています。

石油掘るのも盛んね。

これらが、集まり、世界中へ送り出されるので、メダン市は栄えています。

 

さぁ、都会を満喫したので、

いよいよ大自然のエネルギーを浴びに行きましょう!

ミニバスのバス停は・・・あったわ!

レッツゴー!

 

 

2.グヌンレウセル国立公園−熱帯雨林

 

画像の出展:wikimedia

メダンから、

アブラヤシやタバコのプランテーションの間を走る道を

ミニバスで3時間。

ここへ来た目的は「グヌンレウセル国立公園」

野生動植物たちの楽園。熱帯雨林ジャングルよ!

 

インドネシアで、広さも生物多様性も最大級の国立公園の1つです。

広大な熱帯雨林が国によって管理され、

5,000種以上の動物、300種以上の鳥類を保護しています。

世界自然遺産にも登録されています。

ここではガイドさんによるエコツアーに参加できるんですよ。

 

さっそくジャングル探検の開始よ!がんばっていきましょう。

地上60mの高さの木に囲まれた一面みどりの空間を、森の生活者たちの気配が充満します!

 

ジャングルの土壌は決して良いものではなく、地下深くは不毛なのだそう。

しかし、地上近くの土に限っては、生き物たちの命のサイクルによって木を育てる養分が作られ、

植物が育ち、動物が生活し、土に帰り、を短いスパンで繰り返します。

実に繊細なバランスで成立っているのがこの「熱帯雨林ジャングル」なのだそうです。

 

感じる!生命の気配・・・・・・ガサガサッ

あ、あれは!・・・なんてカワイイおさる。

 

「スマトラゾウ」え〜‼︎!夢のようだわ。

ざわざわざわ・・・

あら!あれは人かしら?

 

彼、高い木の上から、こっちを見おろしてるわ!

カフェママ「ちょっとそこのあなたー!」

木の上のヒト?「(チラッ)」

カフェママ「あらやだ人じゃないわ!あれは・・・」

ワイルドで美しいオレンジの毛なみ・・・紳士のような穏やかな表情・・・

マレー語で「人=オラン」「森=ウータン」、オランウータン!

森の中、群れを作らず、1人孤独に生活を営む森の人!

 

しかも見て!あの顔の横の「出っぱり」

彼は「イケメンオランウータン」よ!

 

補足(蛇足):スマトラオランウータンの魅力

オランウータン界でのイケメンとは、

おおきな「でっぱり(フランジ)」を持つ男子の事!!

自分はイケてる!って自信を持つと、ほほのあたりに「でっぱり」が急発達するんですって~!

例えば、ある動物園では、一番強かったオスが亡くなったとたん、第2位のオスのフランジが出っぱったり…

またある動物園では、飼育員さんが若い女性に変わったとたん、オスのフランジが出っぱったり…

ちなみに、出っぱったフランジは一生出っぱりっぱなしよ〜!

もちろん、一生出っぱらない男子もいるのよ。

面白いわよね~!気持ち次第で、外見がこんなに変わるの!

皆さん!!!オランウータンはヒトに近い遺伝子を持つわ!

(※チンパンジー、ゴリラの次に近い。)

「大事なのは気持ちよ!皆さん!自信を持って!」

 

あらごめんなさい、でっぱりの話はこれくらいにします・・・

 

地上はオランウータンにとって「脅威」が潜んでいます。

「スマトラタイガー」

トラの中では最も小柄ですがやっぱりこわい!

どうか私も鉢合わせしませんように!

・・・ガサガサガサガサ

・・・まさかスマトラタイガー?そんなワケないわね。

野生のスマトラタイガーは、絶滅が危惧されていて400頭ほどしかいません。

会える確率は低いわ!

そして先程のスマトラオランウータン、ゾウ、サイもまた絶滅危惧種です。

・・・なんとかしたいと思うそこのあなたは、お買い物の際に

森林保護の認証マーク「FSC」の商品を選びましょうね。

 

さて、

もう足がクタクタで歩けないわ〜

そろそろジャングルからでて、温泉行きましょう、温泉!

高原リゾートで体を休めなきゃもうムリ〜

 

 

3.トバ湖−マンダイリン族の地域

 

ブキットラワンから9時間のドライブ。

トバ湖までやってきました。

トバ湖に浮かぶ島、サシモール島には、「パングルラン温泉郷」があります!

これから温泉に入るの。

 

実はこの辺りは、

マンダイリン-バタック族」の住む所でもあります。

・・・そうです!

「マンデリン」の由来は「マンダイリン-バタック族」なんです。

昔から彼らマンダイリン族の作るコーヒーはおいしいと評判で、

かつて、コーヒーの病気がはやった際には、木の保護に尽力しました。

こんにちのインドネシア「マンデリン」があるのは彼らのおかげ。

ある意味、ここら辺は、聖地みたいなところよね。

 

さて、トバ湖の観光に戻って・・・

トバ湖は、カルデラ湖としては世界最大。

全長200km、幅30km、最大深度515m。琵琶湖の1.8倍よ〜。

こんな大きな穴があくほどの火山の噴火は、世界中に影響を及ぼしたらしいです。

考えるだけでゾッとしちゃう!

 

今は、風光明媚な人気観光地。

の〜んびり湖畔の散策にぴったり。

 

それでは、マグマの恩恵にあやかって温泉に浸かりましょう。

\ババンババンバンバン〜/

いい湯だったわぁ〜

なんだか喉が乾いちゃった。

コーヒーが飲みたくなってきた〜。

どこか良いお店ないかしら。

えーっと、トバ湖の南の地区ですって?

行きましょう。

 

 

4.リントンニフタ−コーヒー畑

 

あら〜!コーヒー飲みに来たつもりだったのに、

ここは、「産地」じゃない!

はい、今回の目的地マンデリンの産地です。

到着しました。

 

 

トバ湖から近かったわね!

 

インドネシアコーヒーの生産量の9割がカネフォラ種。

残り1割のアラビカ種の豆で、この島で作られたものが

「マンデリン」として世界に輸出されているんです。

 

さて、コーヒー好きのあなた、

マンデリンの産地に来たなら外せないのはコレですよね。

「スマトラ式精製法」です。

マンデリンの特殊な精製法「スマトラ式」

 

マンデリンといえば

特殊な精製(実から豆の取り出す方法)である「スマトラ式」も

語らずには許されない、味の個性の要因の一つ。

 

マニアックなので手短に図で見ていきましょう。

↓参考までに、コーヒーの実の構造はこうなってます。

この、実から、生豆を取り出して乾燥させるのが、「精製」です。

↓どのように特殊かと言うと、こちらをご覧ください。

 

上が、よくある精製法の「ウォッシュド」で、下がマンデリンの「スマトラ式」

 

スマトラ式は「パーチメントコーヒー」から「生豆」を早い段階で取り出すんです。

 

 

スマトラ「マンデリン」のお味は?

 

大自然のエネルギー溢れるスマトラ島で生まれ育ったスマトラマンデリン。

さぁ、コーヒーを味わいましょう!

 

香味

スマトラ式特有の南国のフルーツのような甘い香り。

苦味が強く、酸味が弱いのが特徴です。

極深煎りでなければ引き出せないマンデリンの個性を、

十分に味わっていただきたいです。

 

マスターオススメの飲み方

 

酸味のないコーヒーがお好きなお客様に絶対おすすめでございます。
フレッシュクリ-ム、砂糖を入れても苦味が生きていますよ。

 

 

スマトラの旅の終わりに

 

ジャングルの冒険は刺激的よね!

今回は、

  • スマトラ島の基本情報
  • スマトラ島の熱帯雨林と絶滅危惧種の動物達
  • 世界一のカルデラ湖と温泉
  • マンデリンの特徴や味

について、お話しました。

実際に足を運んで、火山のエネルギーを感じたいものです!

絶滅危惧種のスマトラオランウータン、スマトラトラは、

国内の動物園でも会えます。(名古屋の東山動物園にもいます)

コーヒーを飲んでその国を知りたいと思うように、

彼らを通して、スマトラの森を身近なものに感じられるといいですよね。

 

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この記事を書いた人

在宅従業員ともりん

カフェドシェフアルバイト 編集・デザイン・イラスト担当 

ものづくりだいすき!趣味は、自家焙煎コーヒー店&美術館めぐり。豊田市生まれ。

 

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監修

野々山憲子(カフェママ)

カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 

高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。
好奇心旺盛で人と話すのが好き、美味しいもの新しいものに目がなく、とにかく考える前にやってみるが信条。
Facebookでのインターネット販売は自分の屋号で活動中。

鹿児島県生まれ

保有資格等

調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補

 

 

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参考WEBページ:

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