こんにちわ、豊田市で30年の深煎りコーヒー店
パティシエのカフェママこと野々山のりこです!
桃が美味しい季節ですね。
豊田市には、「猿投の桃」という有名なブランドがあります。
シーズンになれば直売所にお値打ちに出回りますよね。
生で食べてももちろん美味しい桃ですが、
一度に食べれないから保存したいなという時に
お試ししていただきたい方法です。
是非ご覧下さい。
豊田市の特産品「桃」
桃は、豊田市の特産品です。
6月中旬から9月中旬まで、豊田市内のあちこちの販売所で桃が見られますよね!
愛知県内において随一の生産地が、ここ豊田市の猿投(さなげ)地区。
猿投山のふもとから少し開けた場所に位置していています。
肥沃で水はけの良い土壌、ちょうどいい気候条件のおかげで
おいし〜い桃が育んですよ。
桃は、生で食べるともちろん美味しいですが、
豊田市にお住まいの方なんかは
「沢山買った」とか、「桃を沢山いただいた」
という時があります。
同時に収穫された桃は、食べ頃は同じですから、生で全部食べ切れないことも・・・。
そんな時に試していただきたい方法があります。
それは、コンポートです。
コンポートとは?
果物を水や薄い砂糖水で煮て作る、
ヨーロッパの伝統的な長期保存のできる料理です。
ジャムに比べ、果実自体の食感や風味が残っており糖度も低いです。
煮沸消毒した瓶に、なみなみに詰めて封すれば、長期保存も可能です。
桃をワインで煮たときにできる「煮汁」は、
とっても美味しいので、
「桃のシロップゼリー」にしていただくのがおすすめです!
写真を見て!見た目もかわいいでしょ?
桃のコンポート+桃のシロップゼリーの食べ方
朝食に、ヨーグルトに少し潰して混ぜたり、
アイスクリームを添えるだけでパフェのような満足感。
もちろんそのまま食べても、おいしい!
夏のおやつや、食後のデザートにぴったり。
さぁ、いよいよ、レシピを紹介しましょう!
- 桃のコンポート
- 煮汁を使った桃シロップゼリー
の作り方を順に。
そのあと、当店で提供しているような
コンポートを「パフェ」や「ケーキ」に使う方法
も、ご紹介します!
桃のコンポートの作り方
私カフェママの「桃のコンポート」の作り方はこちらです。
材料
桃4~5個の場合
- 水 500CC
- 白ワイン 100CC(白ワイン、ロゼ、赤ワイン、何でもOK)
- グラニュー糖 125g
- レモン 2~3枚 (あれば)
手順
- 少し濡らしたキッチンペーパーで桃のうぶ毛をとる。
- 桃以外の材料を煮てグラニュー糖と溶かす。
- 一度火を止め、桃を鍋の中にいれます。
- 10分~15分煮ると自然に湯むき状態になります。
- 煮ている間にひっくり返す。(真ん中を竹串でさしてみてスーと入れば良い状態です。)
- 自然に冷ます。
- シロップ液につけたままの状態で冷蔵庫に入れる。
- 食べる分だけ皮を剥く
食べる前に食べる分だけ取り出して、皮を剥き食べる。
冷蔵庫で3~4日は持ちます。
ポイント
桃の選び方
桃は「今が食べ頃」という桃を使う。
目安としては、指で少し押して柔らかいかなと思う程度
熟していない桃だといくら煮ても、桃の皮が綺麗に剥けません。
熟しすぎた桃は、煮るとだらだらになってしまいます。
ワインの種類
- 白ワインを使うと優しいピンク色
- ロゼワインを使うと少し濃いピンク色
- 赤ワインを使うと濃いピンク色
それぞれのワインで桃シロップの色が違うので、お好きなワインで試してみて下さい。
アルコール分は飛んでしまいますが、お子様と食べる時は味の確認をして下さいね!
長期保存なら瓶詰め
もし、長期保存するなら・・・「瓶詰め」
うまくいけば、半年〜1年持つと言われています。
用意するものは、
- ガラス瓶(密閉できて蓋が100度耐熱の物)
- 大きな鍋(ガラス瓶の煮沸用)
- トングと軍手(熱湯からガラス瓶を取り出すため)
方法は、ざっくり説明すると、
煮沸消毒した瓶に、コンポートと煮汁をパンパンに詰めて密閉。
・・・なのですが、瓶詰めって、
正確に、確実にやらないと、長期保存はできません!
なので、こちらのページを参考にしてもらうと良いと思います。どの過程も端折っちゃダメです→瓶詰め(外部サイト辻調)
桃シロップゼリーの作り方
桃を取り出したあとのワインシロップ液は綺麗なピンク色です。
このシロップ液も使えるんですよ。
このシロップ液でゼリーを作るととても綺麗なゼリーができます。
固めるには、
「ゼラチン」または、「アガー」を使います。
固まる温度や、出来上がりの食感が違います。
お好みで作ってみて下さいね!
ゼラチンを使う場合
材料(桃シロップが300ccの場合)
- 桃を煮たシロップ 300cc
- ゼラチン 6g (シロップ液の分量の約2%)
- 水 30g(ゼラチンの5倍の量)
手順
- シロップ液を漉す。(目の細かいザルや、キッチンペーパーなど)
- 漉した分量を量る。
- ゼラチンを水でふやかす。(水にゼラチンを振り入れる)
- 3を湯煎する。(50℃くらいでとけます。)
- シロップ液の1/4量程度を鍋に入れて、50度前後に温める。
- 5の中に湯煎して煮溶かしたゼラチンを入れて煮溶かす。
- 残りのシロップ液と合わせる。
- 氷水のボウルに7の鍋を当ててヘラで混ぜながら冷やす。
- 20℃くらいになったら、グラスやカップに入れて冷蔵庫に入れる。
ポイント
ゼラチンの目安
シロップ液が300ccの場合 ゼラチンは2%なので 6g
ふやかす水は、ゼラチンの分量の5倍なので 30gです。
食べ頃
冷蔵庫で2~3時間おいたら食べ頃です。
朝作って3時のおやつにする。前日に作って次の日のおやつにする。
ゼラチンを使ってゼリーを作る場合は時間に余裕を持って作って下さいね!
アガーを使う場合
材料(桃シロップが300ccの場合)
- 桃を煮たシロップ 300cc
- アガー 9g(シロップ液の分量の約3%)
- 砂糖 9gくらい(アガーと同量くらい)
手順
- シロップ液を漉す。(目の細かいザルや、キッチンペーパーなど)
- 漉した分量を量る。
- アガーと砂糖を良く混ぜる。
- シロップ液に4を少しづつ入れる。
- 火にかけて80度くらいまで温める。
- 火から下ろしてすぐに容器に入れる。
(アガーで作るゼリーは、固りやすい為手早く)
ポイント
アガーの目安
シロップ液が300ccの場合 アガーは約3%なので 9g
アガーは砂糖と良く混ぜて使わないとだまになりますので
砂糖は少量でも使いましょう。
桃のコンポートをパフェ&ケーキに仕立てよう!
桃のコンポートを使っておしゃれなスイーツを作ってみましょう。
ポイントは「ババロア」!
ババロアの上に桃のコンポートや桃ゼリーを飾り
あれば生クリームや、お菓子を飾ると
とってもおしゃれなスイーツが出来ますよ。
ババロアのレシピはただ今準備中。気になった方はお店やSNSで私カフェママに聞いてくださいね。
桃のパフェ
上の写真左は、パフェ。
ババロアをガラスの器に流し込んで固め、
その上に、桃のコンポート、ゼリー、生クリームなどを盛り付けました。
桃ケーキ
上の写真右は、桃のゼリーとババロアのケーキ。
ケーキ型の中に、
桃のコンポートを並べ、桃ゼリー液を流し込み、固まったらさらにババロア液を流し込む。
最後にスポンジを載せて、ひっくり返したら完成です。
まとめ
今回は
- 豊田市の特産物「桃」の紹介
- 桃のおいしい保存法「コンポート」
- コンポート作りの煮汁で作る「シロップゼリー」
- コンポートをケーキやパフェにアレンジする方法
をおおくりしました。
豊田名物の桃のスイーツいかがでしょうか?
試してみた方は、桃のコンポート作って見たよ!とカフェママに教えて下さいね!
参考:
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この記事を書いた人 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ
保有資格等 調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補
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