コーヒーの超有名銘柄「ブルーマウンテン」
産地は、カリブ海に浮かぶ島国、ジャマイカ!
知らずにいてはもったいない!
この地の魅力はコーヒーだけではありません。
今から「コーヒー産地を目的地とした妄想旅行」で
その魅力に迫りませんか?
それでは、旅行へ出かけましょう!
ブルーマウンテンとは
「ブルーマウンテン」は、昔から日本人にとって特別な日に飲む、憧れのコーヒーですよね。
今回はそんなブルーマウンテンの産地、ジャマイカの旅をご紹介します。
旅の前にコーヒーの特徴を押さえておきましょう。
ブルーマウンテン基本情報
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・・・詳しい情報は、あとにして、出発〜!
Go To ジャマイカ
ジャマイカとは
「ブルーマウンテン」の産地、
エメラルドグリーンのカリブ海に浮かぶ、
秋田県ほどのサイズの島国、ジャマイカ!
欧米人に人気のリゾート地で、
圧倒的な大自然と、レゲエ音楽、ラスタファリアン文化と魅力あふれる島なんです。
行き方は、飛行機で、アメリカ経由で約16時間の空の旅です!
さぁどんな旅になるのかしら。
ジャマイカでの見どころ
この島にでの、注目ポイントは、この2つ!
- 大自然リゾートを満喫!
- 独特の文化ラスタファリアンとレゲエ
南の島のリゾートよ!素敵に決まってるわよね~!
それでは、レッツゴー!
ジャマイカでリゾート堪能!
モンテゴベイ
アメリカ経由で着いたのは、モンテゴベイ空港。
ジャマイカ随一のリゾート地。
美しいビーチに、高級リゾートホテルが建ち並んでるの!
楽しげなレゲエ音楽まで聞こえてきたワァ~
・・・ここは楽園でしょうか!骨抜きにされちゃう~。
ジャマイカのホテルは、施設の利用・食事・アクティビティ・空港送迎など、
すべて料金に含まれるという「オールインクルーシブ」システムを採用しているところが多く、
おサイフ要らずで滞在を楽しめるそうよ!
ショッピングもアクティビティもレストランも全部そろった夢のよう。
名物のジャークチキンでもいただきに行こうかしら。
幅広い層の旅行者に人気なんですって♡
オーチョリオス
オーチョリオスは、モンテゴベイから車で東に一時間半走ったところにある港町。
クルーズ船の寄港地として知られています。
クルーズ船の乗客は船から降りて、港周辺の観光スポットやアトラクションに遊びに行くのよ!
最高の体験よね~!
ジャマイカのアクティビティの特徴は、大自然!
なかでも人気スポットと言えば、ここ「ダンズ・リバーフォールズ」
ジャマイカ最大の滝で、観光客に大人気。滝登りツアーガイドなんかもあるわよ!
自然を堪能したら、やっぱり街も見に行きたいわね!
ラスタファリ&レゲエとコーヒーの関係
さぁ、車を南に走らせ、1時間、島の反対側の街に来ました。
キングストン
ジャマイカの首都、キングストン。
人口約65万人の、ビジネスの中心地よ!
そして、ジャマイカと言えば「音楽」
「ボブ・マーリー博物館」や「エミリアーナ・アパートメンツ(マーカス・ガーベイの生家)」など、
音楽や文化に関する観光スポットがあります。
レゲエ音楽のスーパースター、ボブ・マーリーが育った町なのよ!
ボブ・マーリー博物館なんかもあるの。
レゲエもラスタファリアンも、ジャマイカのコーヒー生産と大事な関係があるの。
レゲエとは?
ズンチャ、ズンチャ・・・南国の海が似合うようなゆったり心地よい音楽。
歌詞は、愛、平和、社会問題などのポジティブで強いメッセージ性で
日本でも昔流行ったわね。
レゲエ (Reggae) は、ジャマイカ発祥の音楽。
奴隷貿易で、この地へ連れてこられた西アフリカの黒人とその子孫によって形成され、
発展には「ラスタファリアン」と呼ばれる人たちが貢献しました。
ボブ・マーリーも、代表的なラスタファリアンです。
ラスタファリアンとは?
髪は切らずにドレッド!食べるのは自然食アイタルフード!
個性的な風貌のラスタファリアンってどんな人達か知ってる!?
ラスタファリアンは、故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ一世を神格化し、特別な敬意を払っている人たちの事で、
ジャマイカ人の半数以上はラスタファリアンと言われています。
長い間、アメリカやカリブ海地域では、奴隷貿易で連れてこられた黒人奴隷たちが、白人社会で虐げられて生活をしていました。
※コーヒーもまた、黒人奴隷を使って栽培されていました。
しかし1900年頃から、全世界に散らばったアフリカ系住民の解放及び連帯を訴える「パン・アフリカ主義」の運動が盛んになります。
1930年、黒人のハイレ・セラシエ(=ラス・タファリ)が、エチオピアの皇帝に即位したのを受け、ジャマイカでは、社会宗教運動(ラスタファリ運動)が始まりました。
特徴として、次のようなものが上げられます。
- セラシエ崇拝
- アフリカ大陸への帰還
- 黒人の積極的肯定
ほかにも、原罪・贖罪中心ではなく、性善説に近い立場をとる、「魂」の救済により社会的な救済を主張するものだそうです。
印象的なラスタの言葉に「バビロン」「ザイオン」があります。
「バビロン」は、虐げられ搾取されてきた世界、
「ザイオン」は、救世主(セラシエ)のいた天国のようなエチオピア
を、指します。
これだけでも、厳しい世界を変え乗り越えようとする熱い魂を感じられるわね。
ジャマイカのコーヒー産地
さあいよいよ向かいましょう。
常に霧がかかる、雄大なたたずまい、ブルーマウンテン!
キングストンから車で東に2時間よ!
ブルーマウンテン地区
ブルーマウンテンは、ジャマイカ島の東部に位置し、最高峰の標高は、2,256m。
(愛知県からも見える恵那山(2191m)よりちょっと高いくらいね。)
ガイドつきのハイキング・トレッキングツアーもあるわよ!
ジャマイカのコーヒーは、イギリス人貴族の入植者が、アフリカの黒人奴隷を使って栽培したのが始まり。
ブルーマウンテンの農園では、今でも当時の貴族の邸宅がそのまま残されているわ。
コーヒー栽培の好立地
コーヒー農園は、標高800~1,200mの急峻な斜面にあり、水はけよく、コーヒーの木が育つのにちょうど適しています。
1953年にジャマイカ政府により、
「このエリアで生産されたコーヒー以外はブルーマウンテンを名乗ってはならない」
と法律で定められ、厳格にブランド管理がされています。
ブルーマウンテンの気候
赤道近くの豊かな太陽の光、濃い霧や雨の影響で、気候は昼と夜では大きな温度差があります。
この温度差が時間をかけてゆっくりと美味しいコーヒー豆を育んでいるのです。
数年に一度必ずやってくる、大きなハリケーンは、この地のコーヒーの生産・供給に打撃を与えます。
そのため「高品質で、なかなか飲めないコーヒー」というイメージが浸透しています。
生産は手作業
急斜面での栽培や収穫は、機械化が困難ですべて手作業で行われます。
ティピカ種は味や香りに優れていますが、病害・虫害に弱いため栽培には細心の注意が払われます。
また高品質維持のため、生産量が限られ、完熟した赤い実だけが一粒ずつ手で摘み取られます。
これは希少価値の高いコーヒーとされる理由の一つとなっています。
ジャマイカ「ブルーマウンテン」のお味は?
それでは、飲んでみましょうか・・・ゴクゴク
香味
くせのないバランスの取れたブルーマウンテンのテイストはまさに日本人好み。
日本人で最初にブルーマウンテンを飲まれた方は明治天皇という話もあります。
近年では、勝負コーヒー、元気づけコーヒーとしておすすめされています。
ブルマンは挽いた時の豊かな香りも特徴です。
調和のとれた味わいに定評があります。
当店バリスタよりひと言
ジャマイカの旅の終わりに
ジャマイカリゾート旅はいかがでした?
今回は、
- 大自然満喫リゾートジャマイカ
- レゲエとラスタファリ文化
- 「ブルマン」の味わい
についてお話ししました。
このコラムは、あらゆる文献を参考に、ひとつの視点から見たストーリーに過ぎません。
もっとジャマイカを知りたい、体感したい方は、ぜひ現地に赴いてみて!
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この記事を書いた人 在宅従業員ともりん カフェドシェフアルバイト 編集・デザイン・イラスト担当 ものづくりだいすき!趣味は自家焙煎コーヒー店&美術館めぐり。豊田市生まれ。 |
監修 野々山憲子(カフェママ) カフェドシェフ共同経営者 経理・営業を担当 パティシエ ホールスタッフ 高校卒業後、阪神百貨店入社(現阪急阪神百貨店)。7年間婦人服売り場で勤務。その後、カフェドシェフ開店。共同経営者となる。 鹿児島県生まれ 保有資格等 コーヒーインストラクター2級/調理師/手作りパン研究普及会製パン技能専科修了/簿記一級/着付け着装師補
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おすすめ参考:
神本秀爾 ラスタファーライの実践 https://hagamag.com/category/series/s0053